日本産業保健理学療法学雑誌
Online ISSN : 2758-4798
原著論文
頭上ビス打ち作業における外骨格型ロボットアシストスーツ装着による動作および筋活動の変化
―ランダム化クロスオーバー試験―
内沢 秀和 , 生野 公貴, 庄本 康治
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2026 年 4 巻 1 号 p. 2-10

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抄録

【目的】肩関節を反復的に使用する作業者における筋骨格系障害(MSDs)は重大な問題である.本研究は,頭上作業時の上肢外骨格ロボットアシストスーツの影響を調査した.

【対象と方法】健常成人10名(男性5名,女性5名;平均年齢24.8±3.2歳)を対象に,外骨格ロボットアシストスーツ未装着(Control),装着のみ(AS-off),装着および肩関節アシストあり(AS-on)の3条件で頭上反復ビス打ち作業を実施した.作業時の関節角度,筋活動,主観的疲労度を評価した.

【結果】AS-on条件では,Controlと比較して三角筋中部で49.4%(p<0.01),上腕二頭筋で43.9%(p<0.05)筋活動が有意に低下し,また肩の主観的疲労感が25.6%軽減した.AS-on条件での作業中の体幹伸展角度は減少(p<0.05)していた.Control条件と比べて,AS-on条件では,女性の作業完遂率が向上していた.

【結論】外骨格型ロボットアシストスーツは身体的負荷を軽減し,作業効率向上やMSDsリスク低減に寄与する可能性がある.

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