日本補綴歯科学会雑誌
Online ISSN : 1883-177X
Print ISSN : 0389-5386
ISSN-L : 0389-5386
コーヌス義歯修理に磁性アタッチメントを応用した1症例
小林 平
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 48 巻 3 号 p. 461-464

詳細
抄録

症例の概要: 本症例は装着後10年を経過し維持不良となったコーヌス応用義歯に, 磁性アタッチメントを用いて修理を行い, 継続使用を可能とし, さらに3年間良好な経過が得られた.
考察: 歯周疾患を伴う欠損補綴の治療において, 審美的な観点や支台歯への過重負担, ならびに清掃性の向上を考慮し, コーヌス義歯の応用で良好な結果を得られたことが修理によって継続的使用を可能にしたと考えられる.
結論: 磁性アタッチメントを応用することは, このような義歯を修理し, さらに継続して使用できる一方法として有用であると考えられる.

著者関連情報
© 社団法人日本補綴歯科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top