日本がん・リンパ浮腫理学療法学会誌
Online ISSN : 2759-0984
原著
膵癌に対し亜全胃温存膵頭十二指腸切除術が施行される患者の在院日数に対する術前6MWDの目標値の検証
松村 和幸, 加藤 良和, 長嶋 俊輔, 大坂 優弥, 片桐 弘勝, 高田 実, 牧野 美里, 髙見 彰淑
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キーワード: 膵癌, SSPPD, 在院日数, 術前6MWD
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2026 年 4 巻 p. 60-68

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抄録

【目的】膵癌に対し亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(SSPPD)を施行された患者において、在院日数短縮に関連する術前6分間歩行距離(6MWD)の目標値を検討した。
【方法】2018年2月~2023年7月にSSPPDを施行した44名を対象とし、在院日数中央値を基準に2群に分類した。ROC解析で在院日数延長を判別するための術前6MWDのカットオフ値を算出し群間比較を行い、さらに低6MWD群内で関連因子を検討した。
【結果】カットオフ値は490mであった。490m未満では長期群が有意に多く、術後合併症、術前認知機能、 炎症・免疫関連指標、退院時6MWDとADLが不利であった。低6MWD群では、リンパ球比率低値およびCRP高値が在院日数延長と関連した。
【結論】術前6MWD 490m以上は在院日数に関連する目標値であることが示唆された。炎症・免疫指標を併せた評価は、対象者の層別化に資する可能性がある。

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© 一般社団法人 日本がん・リンパ浮腫理学療法学会
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