蘇生
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レポート
自動心肺蘇生器Clover3000TMの使用経験
丹保 亜希仁岩田 周耕
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37 巻 (2018) 1 号 p. 16-18

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抄録

成人の心肺蘇生教育は2000年の心肺蘇生ガイドラインが発表されて以降急速に普及しており,質の高い心肺蘇生(cardiopulmonary resuscitation,以下CPRと略す)の重要性がうたわれている。CPRは胸骨圧迫と人工呼吸によって成り立つが,自己心拍再開のためには冠動脈血流量を保つ必要があり,心肺蘇生ガイドラインでも適切な胸骨圧迫の施行が重要とされている。また,脳血流の維持は神経学的予後に影響する。胸骨圧迫は,適切な深さ,テンポ,リコイル,中断時間の短縮が重要であり1, 2),様々なトレーニングコースでも強調されている。自動心肺蘇生器Clover3000TM(コーケンメディカル,東京;図1)は,胸骨圧迫機能に加えて人工呼吸機能を有する日本初の自動心肺蘇生器である。人工呼吸機能は,胸骨圧迫に対して同期および非同期モードを有しており一回換気量(200~600mL)を設定することができる。胸部の厚さは12~28cmに対応しており,圧迫の深さも調節可能である。本稿では,Clover3000の使用経験を報告する。

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© 2018 日本蘇生学会
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