抄録
当科で手術した子宮体癌症例について, 予後因子別の予後と, 再発様式について検討した。
1996年1月より2002年8月までの6年8か月の間, 当科で手術を施行した子宮体癌42症例を対象とした。
結果は, 42人の内, 1例が手術後3か月後に死亡し, 4例が再発した。再発部位のすべては膣断端であった。骨盤リンパ郭清を受けた32人の内4人にリンパ節転移がみられた。その内, IV期の1人は再発した。3年無病生存率は, I, II, III期でそれぞれ87.4%, 75.0%, 100%であった。IV期の6か月無病生存率は, 0%であった。
子宮体癌, I, II期では膣断端の再発を防ぐことにより, 無病生存率を改善する可能性が示唆された。