抄録
今日の多様な価値観や情報化社会の中で, 患者のニーズに適した質の高い看護サービスを提供するには, 看護師の臨床実践能力を高め, 豊かな感性を引き出して質の高い看護師を育成するための教育システムの構築が必要である。
平成14年度, 三重県看護職員継続教育研修整備体制事業への参画を機に, 従来から用いていた階層別の必修研修を大幅に改め, 三重県厚生連で検討中の能力考課制度と連動させ, 職能資格フレームに看護実践能力を連携させた継続教育ガイドライン, 手引書, 等級別評価表を作成した。等級ごとに看護師に求められる能力を5領域, すなわち「看護実践」「教育・研究」「人間関係構築」「マネジメント」「リスク管理」で評価するものである。
先ず初年の平成15年度は, 新しい研修プログラムを作成し, このプログラムを用いて看護能力評価を行ない, 評価基準, 方法の妥当性を検証した。