日本農村医学会雑誌
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報告
NSTによるコンサルテーション活動
――栄養評価から栄養介入へ――
倉益 直子山本 順子福原 歌子横井 由美子小林 君枝塩川 友美子井坂 彰一富永 勉
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キーワード: NST, 栄養管理, チーム医療
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2005 年 53 巻 5 号 p. 805-810

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抄録

 当院では全科型栄養サポートチーム (以下NST) が稼働している。
 2年前より「入院患者への適切な栄養管理」を目的に, 医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・言語聴覚士などが職種の壁を越えて活動を開始した。時間の確保などの困難もあったが, 現在, 1週間ごとに低栄養患者の抽出と, 栄養アセスメント・プランニング, さらにコンサルテーションを実施している。特に「コンサルテーション」は, 直接主治医や担当看護師からの依頼により「栄養アセスメント」と「プランニング」を行ない, 対象患者の栄養状態改善を目指すことが目的である。文字通りNSTの知恵と力を結集し, 結果を出すことが求められる。ここでは,「コンサルテーション」事例を中心に, 当院の栄養評価と栄養介入の活動について報告する。

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© 2005 一般社団法人 日本農村医学会
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