日本農村医学会雑誌
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供給センターにおけるコピー代行業務への取り組み
野村 賢一鈴木 靖子金子 晴香平井 幸枝岩瀬 定利
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2005 年 54 巻 2 号 p. 118-124

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抄録
 渥美病院の供給センターは,医薬品,医療材料,帳票類,文具日常雑貨,再滅菌物,洗濯物,リネン,洗浄ベッドなどを取り扱う,物資を中心とするインフラ整備を施した組織である。院内物流の効率化を図るとともに,物資の一元管理を行なっている。平成15年1月より,院内に設置してあった4台のコピー関連機器のうち,コピー機1台,リソグラフ1台をセンター内に移設,コピー代行業務を行なった。供給センター内でのコピー代行業務が,時間,職員満足,経費節減にどのような効果をもたらしたか,TQM活動を通じて検討した。
 時間捻出に関しては,コピー予約制を開始した平成15年6月から平成16年1月の平均予約率が38.3%であった。職員満足に関しては,アンケート結果より多くの職員から時間の有効利用が出来たという回答が得られた。経費削減に関しては,コピー機リース料がコピー機,リソグラフの使い分けをセンタースタッフが行なうことにより,月間約5.7万円の経営効果を生み出した。
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© 2005 一般社団法人 日本農村医学会
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