抄録
組織的に情報を共有化し,院内感染対策を検証することは現状の対策の妥当性を評価し,問題点を解決していくプロセスには有用であると考える。そのため,愛知県厚生連薬剤師会は院内感染対策の専門部会を2002年に発足した。そして,2002年から2003年にかけて,各病院の院内感染対策や消毒薬,抗菌薬の適正使用に関する状況調査を実施した。そこで得られた情報を基に各病院の課題を再認識し,年度における行動目標を掲げ実践した。その結果,各病院が目標課題に対して一つ以上を達成するとともに,今後の継続課題も浮かび上がった。このことは愛知県厚生連という組織を有効活用し,薬剤師会として活動することで得られた結果であると考える。