日本農村医学会雑誌
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原著
回復期リハビリテーション病棟における「患者予定表」,「リハビリ予定ボード」,「ADLパネル」の活用
大村 玲次杉山 基大野 南奈和宇慶 晃一桐岡 智二玉内 登志雄
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2019 年 68 巻 2 号 p. 113-119

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抄録
 回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期病棟)は,急性期病院にて原疾患の治療が終え,病状の安定した患者が以前の生活に戻るために集中的にリハビリテーション(以下リハビリ)を行なう病棟である。当院では,理学療法士(以下PT),作業療法士(以下OT),言語聴覚士(以下ST)のセラピストによるリハビリや病棟にて看護師が行なうリハビリ(以下病棟リハビリ)を積極的に行なっている。問題となってくるのが,患者の1日の予定の管理,また効率良くリハビリを取り入れていく中で同一の目的を持つ多職種での情報共有である。そこで全患者の予定を一元管理できる「患者予定表」,床頭台にて各患者の予定が確認できる「リハビリ予定ボード」,ADLの状況や目標を記入した「ADLパネル」を導入した。結果,「患者予定表」により患者の提供単位数の調整や疲労に考慮した予定が組みやすくなった。「リハビリ予定ボード」によりベッドサイドでの予定の確認と患者自身も日課に意識した生活を送ることが出来るようになった。また「ADLパネル」により看護師とセラピストがADLの情報の共有が行なうことが出来るとともに患者自身も現状と目標を把握できるようになった。患者を含めて多職種が関わる回復期病棟では,同じ目的のリハビリを実施していく中で情報共有が必要で,「患者予定表」,「リハビリ予定ボード」,「ADLパネル」は有用である。
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© 2019 一般社団法人 日本農村医学会
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