日本農村医学会雑誌
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症例報告
超音波内視鏡下胆嚢ドレナージで内瘻化を行なうことにより経皮経肝胆嚢ドレナージチューブを抜去し得た胆嚢炎の2例
高橋 幸治
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2020 年 69 巻 2 号 p. 143-147

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抄録
 症例1は82歳,男性。発熱と右季肋部痛があり,急性胆嚢炎の診断となった。入院日に経皮経肝胆嚢ドレナージ術(Percutaneous transhepatic gallbladder drainage。以下,PTGBD)を施行したが,発病前のPerformance Statusは4であり,胆嚢摘出術には耐えられないと判断した。第16病日に超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ術(Endoscopic ultrasonography-guided gallbladder drainage。以下,EUS-GBD)を施行し,第22病日に,PTGBDチューブを抜去した。経過は良好で第35病日に退院した。症例2は72歳,女性。発熱,右季肋部痛があり,急性胆嚢炎の診断となった。第2病日にPTGBDを施行し,全身状態は改善したが,PTGBDチューブ造影では結石による胆嚢管閉塞が解除されていなかった。肝転移を伴う直腸癌があり,胆嚢摘出術による侵襲が生存期間を短縮させる危険性が高いと判断したため,第10病日にEUS-GBDを施行し,第18病日に,PTGBDチューブを抜去した。経過は良好で第39病日に退院した。
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© 2020 一般社団法人 日本農村医学会
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