日本農村医学会雑誌
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症例報告
反復する胆管炎に対し経乳頭的胆道ドレナージと超音波内視鏡下胆管胃吻合術を組み合わせて加療した遠位胆管癌の1例
高橋 幸治
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2021 年 70 巻 4 号 p. 382-386

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抄録
 患者は86歳,男性。遠位胆管癌に対して内視鏡的逆行性胆道膵管造影(以下,ERCP)で経乳頭的に胆管プラスチックステントを留置し,その後,Uncoveredの胆管金属ステントに交換したが,腫瘍のステント内発育で閉塞した。プラスチックステントを追加留置していたものの,早期にステント閉塞による胆管炎を起こしたため入院とした。入院日に,ERCPで胆管プラスチックステントを交換し,その5日後にプラスチックステントを用いて超音波内視鏡下胆管胃吻合術(以下,EUS-HGS)を施行した。その後は胆管炎の再燃なく経過し,EUS-HGSから42日後に退院とした。本症例のようにERCPとEUS-HGSを組み合わせる方法についての報告は少ないが,経乳頭的胆道ドレナージのみでは胆管ステントの早期閉塞による胆管炎を繰り返す症例に対して検討すべき治療選択肢の1つである。
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© 2021 一般社団法人 日本農村医学会
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