日本農村医学会雑誌
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慢性血液透析患者におけるカンジタ抗原保有頻度
倉持 元
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キーワード: 血液透析, カンジタ抗原
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2000 年 49 巻 2 号 p. 132-136

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抄録
以前我々は血液透析患者, とくに長期透析患者ほど口腔内カンジタ菌の保有率が高いことを報告した。そこで今回当院における慢性血液透析患者において, 血清カンジタ抗原の保有頻度に関してのスクリーニング調査および血清カンジタ抗原陽性患者における咽頭部カンジタ菌の培養同定を施行した。その結果, 当院における慢性血液透析患者では血清カンジタ抗原保有率は18.75%であった。血清カンジタ抗原陽性患者における咽頭部カンジタ菌検出率は75.0%であり, 陰性患者よりの検出率は50%であった。カンジタ菌種としてはC.albicans, C.glabrata, C.krusei C.parapsilosisが認められた。しかしカンジタ抗原陽性患者と陰性患者の間に栄養学的指標の有意差はなかった。透析患者は一般にimmunocompromised hostであることから, つねに深在性カンジタ症の発症には注意が必要であり, そのためにカンジタ抗原陽性患者およびその侵入門戸である口腔内のカンジタ菌の有無およびその菌種の把握は必要であると思われた。
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