JA岐阜厚生連看護専門学校の全校生徒101名を対象に, 無記名アンケート形式の喫煙状況調査を行った。平成13年 (2001) 7月時点の同校学生の喫煙率は17.8%(18名) である。喫煙学生のほとんどはニコチン量0.9mg/本以下のタバコ15本以内/日の喫煙量であり, Fagerstrom Tolerance Questionnaire (FTQ) 指数は1.94±1.51とニコチン依存度はそれ程高くなく, 喫煙学生の約8割が禁煙を希望・意識している実態が把握された。又, 非喫煙学生の約8割が周りの喫煙に不快感を抱く一方, 約2割の学生は機会により, 容易に喫煙を開始し得る可能性が示された。同校学生に対し, 今後十分な啓蒙が必要であり, カリキュラムの一貫としての禁煙教育の必要性が示唆された。