リハビリテーション医学
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無作為抽出法を用いて求めた在宅中高齢者のADL標準値
千坂 洋巳佐伯 覚筒井 由香蜂須賀 研二根ヶ山 俊介
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キーワード: 日常生活動作, 中高齢者
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2000 年 37 巻 8 号 p. 523-528

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抄録
K市Y区に在住する55歳以上の男女1,000名(抽出率2%)を等間隔無作為抽出法により抽出し,Barthel Index自己評価表を用いて在宅中高齢者のADL標準値を求めた.有効回答者のうち,その時点で自宅にて生活している者752名を解析対象とした.ADL標準値は55-59歳男性99.9,女性99.2,60-69歳男性99.6,女性99.0,70-79歳男性97.3,女性98.0,80-90歳男性96.9,女性93.2であり,ADL標準値は年齢とともに低下するが,年齢群内で男女差はなかった.また,Barthel Index値が90以上の者は97.7%,100の者が88.7%であった.
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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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