The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『ロコモティブシンドローム・運動器疾患のリハビリテーション―up to date―』
肩関節疾患のリハビリテーション
千田 益生堅山 佳美兼田 大輔
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2016 年 53 巻 12 号 p. 928-933

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抄録

 肩関節の運動では,肩甲上腕関節,肩鎖関節,胸鎖関節,肩甲胸郭関節などの関節および肩峰下滑液包などが関与している.正常の可動域の獲得には肩甲上腕関節のみならず,肩甲胸郭関節,および脊柱の動きが重要である.肩甲上腕関節を動かす筋群としては,内在筋として肩腱板を形成する棘上筋,棘下筋,小円筋,肩甲下筋があり,外在筋としては三角筋,大胸筋,広背筋,大円筋などがある.肩関節のリハビリテーション(以下,リハ)の基本として,疼痛管理,肩甲上腕関節や肩甲胸郭関節の自動・他動運動の行い方,肩腱板の筋力エクササイズについて記載した.また,日常よく遭遇する肩関節疾患について,疾患の概要とリハについても記載した

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© 2016 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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