The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『リハビリテーションにおける栄養サポート』
脳卒中急性期の栄養サポート
加賀谷 斉
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2017 年 54 巻 2 号 p. 94-96

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抄録

脳卒中発作で入院したすべての患者に栄養状態の評価が必要である.低栄養状態の患者は十分なカロリーや蛋白質の補給が必要で,血糖は140~180 mg/dLの範囲に保つことが望ましい.脳卒中急性期では栄養障害と摂食嚥下障害の両者を生じやすいので,適切な栄養サポートが必要である.脳卒中急性期では病態や全身状態に合わせて必要エネルギー量も刻々と変化するので,年齢,基礎疾患などの患者背景,病態,合併症の有無,運動量などを考慮した栄養管理が必要とされる.脳卒中急性期に特異的な摂食嚥下リハビリテーションの手技はないが,脳卒中急性期に特有な意識障害,血圧,体位,発熱,けいれんの管理に関して注意を払う必要がある.

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© 2017 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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