The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『生活期(維持期)のリハビリテーションを考える』
リハビリテーション科専門医による広域支援
沖井 明
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キーワード: 広域支援, 質担保, 均霑化, ICT
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2017 年 54 巻 7 号 p. 512-515

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抄録

家で暮らす人のリハビリテーションについて筆者の経験を報告する.在宅医療とリハビリテーションは親和性が高かった.在宅にリハビリテーション科医が入ることで長く変わらなかったリハビリテーション経過が動く場合があった.離島など地理的な困難をもつ所にもくまなくリハビリテーションを届ける工夫が必要であった.在宅のリハビリテーション科医に特別なスキルは必要なく,数的に多い病院勤務医の積極的な参加が望まれる.医師の負担軽減には情報通信技術(ICT)の活用など今日的な工夫を取り入れるべきである.

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© 2017 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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