The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『回復期リハビリテーション医療―これまでの20年,これからの20年―』
回復期リハビリテーション病棟における安全管理
松浦 大輔
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2021 年 58 巻 5 号 p. 490-496

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抄録

回復期リハビリテーション病棟は,リハビリテーション治療の効果を最大化するために高密度なリハビリテーションを実施する.身体活動や自立度が大きく変化する過程には,転倒・転落や運動負荷に伴う急変などのリスクが生まれる.また,嚥下障害に伴う窒息や,麻痺や骨折後の深部静脈血栓症など,原疾患や障害により生じ得る合併症もある.安全で効率的なチーム医療が実践できるように,安全管理の視点からインシデントの傾向や病棟の状況を常にモニタリングし,多職種が協働するためのよりよい医療体制を志向し続けることが重要である.

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© 2021 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

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