日本腎臓リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8253
Print ISSN : 2436-8180
腎臓病研究のエンドポイント
星野 純一
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ジャーナル 認証あり

2023 年 2 巻 1 号 p. 99-104

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抄録
腎臓領域における古典的なエンドポイントとしては透析導入(腎死)や血清クレアチニン2 倍 化がある。しかし,多くの腎疾患は長期間にわたり緩徐に腎機能が低下するため,質の高い臨 床研究を行っていくためには,死亡や腎死を事前に予測する適切なサロゲートアウトカムの開 発が急務であった。そのため2014 年にサロゲートアウトカムに関する国際会議が開かれ,2〜 3 年間のeGFR 30%低下を中心にいくつかのサロゲートアウトカムが提案されてきた。現在も eGFR 30%低下や年間eGFR 低下>5 mL/min/ 1 . 73 m2 などは多くの腎疾患研究において重要な サロゲートアウトカムとして広く用いられている。今回は腎臓病研究におけるこれらのエンドポ イントの広がりと使用上の注意点について概説する。
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© 2023 一般社団法人日本腎臓リハビリテーション学会
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