抄録
研究背景:令和4年度診療報酬改定にて「透析時運動指導等加算」が新設され,透析中運動療法への機運が高まってきているが,低強度運動による身体機能改善効果を検証した報告は少ない。
目的:透析中監視下低強度運動を実施し,身体機能改善効果を検証する。
方法:当院外来にて維持透析治療中の17例を対象に,90日間で前後のSPPBを比較し,透析効率や栄養指標の変化,患者背景因子との関連を検証した。
結果:SPPBの結果において,椅子立ち上がりテスト(p=0.02)と合計点数(p=0.03)に有意差が認められた。
結論:低強度運動であっても,患者状態に合わせた個別運動プログラムを作成し透析中監視下運動療法を行うことで,身体機能改善効果が見込める。