日本胸部疾患学会雑誌
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発症後20年経過し, 治療後10年経過良好な剥離性間質性肺炎 (DIP) の1例
河端 美則宍戸 真司岩井 和郎
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1985 年 23 巻 12 号 p. 1485-1489

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抄録

ステロイド治療により改善をみた剥離性間質性肺炎の1例. 患者は受診時21歳の女性. 10年前から指摘されているびまん性肺病変の精査を目的に入院した. 開胸肺生検所見は線維化期の剥離性間質性肺炎であったが, 中等量のステロイド治療で胸部X線像, 肺機能は改善した. 10年後の現在健康で過している. 剥離性間質性肺炎をめぐる問題点につき検討を加えた.

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