A Case of Hyponatremic Bronchorrhea with High CEA Value

Kenji Okada; Masayoshi Kuwabara; Jun Kobayashi; Tsuneyuki Suzuki

doi:10.11389/jjrs1963.24.69

気管支漏による低Na血症をきたした細気管支肺胞上皮癌の1例

岡田賢二, 桑原正喜, 小林淳, 鈴木庸之

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キーワード: 細気管支肺胞上皮癌, 気管支漏, 低Na血症, 気管気管支分泌物

ジャーナルフリー

1986 年 24 巻 1 号 p. 69-73

DOI https://doi.org/10.11389/jjrs1963.24.69

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抄録

60歳男性の細気管支肺胞上皮癌患者が, 重症の気管支漏の結果体液電解質不均衡に陥った. 全身状態, 食欲は良好であるにもかかわらず, 血清Naは125mEq/Lであった. 喀痰中の電解質濃度は高かった (Na140, K6.0, Cl 119 (mEq/L)). 気管気管支分泌物の化学分析や腫瘍の電子顕微鏡所見は, 分泌物の腫瘍による能動分泌を支持した. 副腎皮質ホルモンの内服や5-フルオロウラシルの吸入は分泌物の量や質に影響を与えなかった.

責任著者(Corresponding author)

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