筑波メディカルセンター病院内科 筑波大学臨床医学系呼吸器内科
筑波メディカルセンター病院内科
筑波メディカルセンター病院病理科
筑波大学臨床医学系呼吸器内科
1992 年 30 巻 4 号 p. 708-713
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症例は61歳男性で血痰を主訴として来院した. 胸部X線写真にて著明な縦隔リンパ節腫脹と右主気管支にポリープ状に突出する腫瘤を認めた. 気管支鏡下の生検にて肺大細胞癌と診断したが, 治療開始前に両側の肺動脈血栓を併発し死亡した. 剖検にて肝硬変に合併した直径1.3cmの Small liver cancer が発見され, 組織学的には縦隔の腫瘍と極めて類似しており, 縦隔リンパ節腫脹はその転移と考えられた.
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