日本放射線安全管理学会誌
Online ISSN : 1884-9512
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事例報告
アルファ線核医学治療用211At製造のための既存屋内配管を生かした排気設備更新の事例紹介
鈴木 智和 豊嶋 厚史
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キーワード: astatine-211, exhaust equipment
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2024 年 23 巻 2 号 p. 86-88

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抄録

アルファ線核医学治療は次世代がん治療法として注目されている.国内では,加速器による製造が可能な211Atによる内用療法の研究が進んでいる.しかし,211Atは空気中および排気中濃度限度が厳しめに設定されているため,既存のRI施設では大量の211Atを取り扱うためには排気設備が不十分である.阪大核物理研究センターでは,大量の211Atを取り扱うために排気設備の更新を行った.その設計と工夫について報告する.

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© 2024 日本放射線安全管理学会
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