抄録
1.左室心筋は三次元画像表示に最も適した臓器である。2.立体画像情報として臓器の三次元的構造の把握が容易である。3.Stress、Delayedの情報を同一画面、同時表示により、数多くの断層像を並べて見るより、欠損の有無や欠損の部位、範囲、戻りが分かりやすい。4.心筋の三次元画像はビデオ装置の普及により、術者の新人教育や患者さんに検査結果を伝える有効な手段である。5.当院では、タリウム心筋検査での3Dソフトのルーチン活用で、より良い結果を得ている。PS : 今回発表したタリウム心筋の三次元画像はサーフェイスイメージであり、今後は三次元画像に血流量をカラー表示する3Dパーフィジョンマップイメージに移行していくと思われる。