抄録
径より求めた狭窄率はディジタルシネ装置HICOR、シネアナライザ、レーザープリンタの順に精度が良く、3mm径以上の模擬血管に狭窄がある場合に信頼性があるといえる。また、濃度より求めた狭窄率はHICORのほうがシネアナライザよりもやや精度がよいといえる。径および濃度から求めた狭窄率の精度がシネアナライザよりもHICORが優つていたのは、画像処理ユニットの辺縁決定方式の違いもあるが、画素数の違いが原因と考えられる。狭窄率を求める場合、素地濃度が同じであれば径よりも濃度から求めたほうが精度がよいといえる。