日本放射線技術学会雑誌
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130. 血管狭窄率の静止画像による物理的評価(画像-シネ画像評価)
奥秋 知幸若松 修今井 宜雄小林 正敏
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1994 年 50 巻 2 号 p. 249-

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抄録
径より求めた狭窄率はディジタルシネ装置HICOR、シネアナライザ、レーザープリンタの順に精度が良く、3mm径以上の模擬血管に狭窄がある場合に信頼性があるといえる。また、濃度より求めた狭窄率はHICORのほうがシネアナライザよりもやや精度がよいといえる。径および濃度から求めた狭窄率の精度がシネアナライザよりもHICORが優つていたのは、画像処理ユニットの辺縁決定方式の違いもあるが、画素数の違いが原因と考えられる。狭窄率を求める場合、素地濃度が同じであれば径よりも濃度から求めたほうが精度がよいといえる。
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© 1994 公益社団法人 日本放射線技術学会
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