日本放射線技術学会雑誌
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マンモグラフィ用contrast-detailファントムの新旧解析ソフトウェアによる画質指数(IQFinv)値の比較と変換式の導出
永見 晶子 石井 里枝北川 薫石井 美枝寺園 志保眞田 泰三吉田 彰
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論文ID: 2023-1326

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抄録

【目的】本研究の目的は,contrast-detailファントムであるCDMAM 3.4ファントムの画像をCDMAM Analyser ver. 1(旧解析ソフトウェア)によって解析した画質指数(IQFinv)を人の視覚評価に近い値になるように改良された新解析ソフトウェアCDMAM Analyser ver. 2およびCDMAM Analysis ver. 2.3によるIQFinv値に変換することである.【方法】4機種の乳房撮影装置を使用し,それぞれ3種類の解析ソフトウェアを用いてIQFinv値を算出し,旧解析ソフトウェアのIQFinv値に対する新解析ソフトウェアのIQFinv値を比較検討した.【結果】装置間や線質によるIQFinv値に差はなく,旧解析ソフトウェアから新解析ソフトウェアCDMAM Analyser ver. 2への変換式を導くことができた.更に,新解析ソフトウェアCDMAM Analysis ver. 2.3への変換式も同様に導出できた.【結語】それぞれの変換式を使用すれば,IQFinv値は旧解析ソフトから新解析ソフトの値に変換することが可能である.新解析ソフトウェア間のIQFinv値に大きな違いは認められなかった.

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© 2023 公益社団法人日本放射線技術学会
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