日本放射線技術学会雑誌
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18F-FDG PET検査における放射性薬剤自動投与装置筐体表面の漏洩線量率についての調査
髙田 賢 近藤 賢洋古川 雅一
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論文ID: 2023-1350

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抄録

【目的】デリバリー供給18F-fludeoxyglucose(FDG)によるpositron emission tomography検査において,放射性薬剤自動投与装置の筐体表面6カ所の漏洩線量率を調査した.【方法】デリバリー供給FDG製剤の放射能量を実測し,検定時刻の90分前に放射性薬剤自動投与装置にFDG製剤をセットした状態で筐体の前後,左右および上下面の漏洩線量率をγ線用シンチレーションサーベイメータおよび電離箱式サーベイメータにて計測した.【結果】デリバリー供給FDG製剤の放射能量は326.8–333.7 MBqであった.筐体の前後左右および上面における漏洩線量率は7 µSv/h以下であり装置仕様を満たしていた.筐体下面では40 µSv/hを超過する漏洩線量率が確認された.

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