日本放射線技術学会雑誌
Online ISSN : 1881-4883
Print ISSN : 0369-4305
ISSN-L : 0369-4305

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

寝台の高さ補正を有するCT-AEC使用時における患者移動用スライドボードの有無が画質と線量へ与える影響
樋口 史江 藤原 佑太上堀内 善紀大山 有多子佐々木 与子渡邉 伸作舛田 隆則
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 2024-1430

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

【目的】寝台の高さ補正(automatic couch height positioning compensation: AHC)を有するCT-auto exposure control(CT-AEC)使用時における移動用スライドボードが画質と線量へ与える影響について検討すること.【方法】Aquilion PRIME SP/i Edition(80列multi detector CT;キヤノンメディカルシステムズ,栃木)(管電圧:120 kV,管電流:最小値50 mA最大値500 mA, AECのnoise index:15,スライス厚:5.0 mm,回転時間:0.35 s/rotation,ピッチファクタ:0.813,再構成関数:FC03)を使用した.京都科学社(京都)製の胸部ファントムPBU-SS-2型を使用し,患者移動用スライドボードのある時とない時におけるAHCの有無で,画像ノイズとコンソールに表示されたvolume computed tomography dose index(CTDIvol)の比較を行った.【結果】AHCありでは患者移動用スライドボードがあることにより画像ノイズは低下(p<0.05)しCTDIvolは増加(p<0.05)した.AHCなしでは患者移動用スライドボードの有無で画像ノイズとCTDIvolに有意差はみられなかった(p>0.05).【結語】AHCを使用することにより,患者移動用スライドボードを含む撮影は線量の増加を招く.患者移動用スライドボードを含む撮影を行う場合,AHCを使用しないことで線量の増加を低減可能である.

著者関連情報
© 2024 公益社団法人日本放射線技術学会
feedback
Top