日本臨床外科学会雑誌
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症例
胆嚢原発腺内分泌細胞癌の1例
日比 康太土田 明彦粕谷 和彦池田 隆久向井 清青木 達哉
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2007 年 68 巻 2 号 p. 432-436

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抄録
胆嚢原発腺内分泌細胞癌は稀な疾患であり予後不良とされる. 症例は75歳, 男性. 右季肋部痛, 発熱を主訴に当院内科を受診し急性胆嚢炎の診断で入院となった. 腹部CT検査やUS検査では胆嚢頸部に嵌頓した結石と胆嚢壁の肥厚, 胆嚢周囲への高度炎症所見の波及を認めた. 保存的治療では改善されずPTGBDを施行し, 炎症所見が改善したため外科転科し手術を行った. 開腹胆嚢摘出術を施行したが, 術中迅速病理診断で腺癌であったため, 拡大胆摘術+リンパ節郭清を行った. 病理学的には腫瘍の一部は高分化型腺癌であったが, 大部分は内分泌細胞癌 (カルチノイド) で両者の間で移行を認めた. 免疫組織学的検索において内分泌細胞癌はneuron specific enolase, chromogranin Aおよびsynaptophysinが陽性で, grimelius染色も陽性であった. 術後5カ月までは再発転移は認めなかったが, 術後6カ月にCA19-9の上昇と肝転移を認めた.
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© 2007 日本臨床外科学会
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