日本臨床外科学会雑誌
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原著
ブプレノルフィン持続皮下注入法による術後疼痛管理の有用性
飯田 豊, 片桐 義文, 杉本 琢哉
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2007 年 68 巻 4 号 p. 812-816

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抄録
腹部手術後疼痛管理をブプレノルフィン (Bu) 持続皮下注入で行った31例とモルヒネ (Mo) 持続硬膜外注入で行った31例を比較検討した. 鎮痛効果, 補助鎮痛薬使用回数, ガス排泄までの日数は両群間に有意差を認めなかった. 膀胱内留置バルーン抜去までの日数はBu皮下注群で有意に短かった. 帰室時PaCO2はMo硬膜外注群で有意に高かった. Bu皮下注群でみられた副作用は投与中止により速やかに軽快した. 手術部位別に検討すると, 上腹部手術群においては, Mo硬膜外注群がBu皮下注群より有意に鎮痛効果が良好であったが, ガス排泄までの日数はMo硬膜外注群で有意に長かった. 下腹部手術群においては, Mo硬膜外注群の帰室時PaCO2が有意に高かった. Bu持続皮下注入は手技的にも簡便で安全であり, 呼吸抑制も少ないため有用な術後疼痛管理法である.
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© 2007 日本臨床外科学会
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