日本臨床外科学会雑誌
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症例
腎細胞癌術後19年目に切除した膵体尾部転移の1例
軽部 友明尾崎 正彦有我 隆光大島 郁也落合 武徳
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2007 年 68 巻 4 号 p. 989-992

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抄録
症例は74歳, 男性. 1986年に右腎細胞癌にて右腎摘出術 (T2, N0, M0, stage II) を施行された. 術後抗癌剤治療を2年間施行した. 2005年1月より右側腹部痛が出現, 精査の結果, 膵体尾部に1~4cm大の多結節様の腫瘤を認めた. 腎細胞癌の手術既往があること, 多発性の血流に富む腫瘍であることより, 膵体尾部に限局した腎細胞癌の膵転移の診断にて, 6月2日に脾合併, 膵体尾部切除術を施行した. 病理組織検査で, clear cell carcinomaの診断となった. 脾静脈に腫瘍塞栓を認め, N0.18リンパ節に転移を1個認めた. 術後11カ月経過した現在, 再発徴候は認めていない.
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© 2007 日本臨床外科学会
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