日本臨床外科学会雑誌
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症例
胃癌術後6年目に発症した孤立性脾転移の1切除例
稲尾 瞳子矢野 誠司西 健平原 典幸川畑 康成田中 恒夫
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キーワード: 胃癌, 脾臓腫瘍, 転移性
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2007 年 68 巻 4 号 p. 993-997

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抄録
胃癌術後6年目に発症した孤立性脾転移の1例を経験した. 症例は74歳, 女性. 平成11年10月4日, 進行性胃癌にて胃全摘術を受けた. 術後はLow dose FP療法 (5-FU+CDDP) を1年間, 内服免疫化学療法 (UFT+PSK) を3年間行った. 平成17年1月頃より左季肋部痛と血清CEA値の上昇 (術直前値239ng/ml) がみられ, 画像にて脾臓に6cm大の単発する腫瘤陰影を認めた. 胃癌の孤立性脾転移と診断し, 平成17年4月7日, 横隔膜合併切除を伴う脾臓摘出術を施行した. 組織学的には初回の胃癌と同様であった. 現在, 術後18カ月目で血清CEA値は正常化し, TS-1による化学療法を行っている.
胃癌からの脾転移は遠隔転移の一つとされるが, 孤立性脾転移では切除により長期生存も期待できるため, 積極的に切除すべきである.
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© 2007 日本臨床外科学会
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