日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
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原著
リンパ節転移陽性乳癌に対する術前化学療法の効果
桧垣 健二大谷 彰一郎金 隆史増村 京子大西 哲平菊地 覚次納所 洋二宮 基樹高倉 範尚
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2008 年 69 巻 2 号 p. 287-292

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抄録
StageII-III乳癌115例(リンパ節転移陽性87例)を対象としてPSCの効果を検討した結果,主病巣の組織学的効果grade 3(pCR)は20.9%(24/115)にえられ,核異型度が高く,ER・PgRともに陰性症例にpCRがえられやすい傾向がみられた.一方,リンパ節転移陽性例の54.0%(47/87)に転移の陰性化がみられた.転移リンパ節がPSCにより受ける効果は,主病巣と異なりER・PgRなどの状況による影響はうけなかった.また,PSCの効果は主病巣とリンパ節とで異なるために,リンパ節転移の陰性化を予測し評価することは困難と考えられた.
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© 2008 日本臨床外科学会
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