日本臨床外科学会雑誌
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症例
経カテーテル的血栓吸引療法が奏効し,救命した急性上腸間膜動脈塞栓症の1例
渡辺 啓太郎辻 尚志中原 早紀佃 和憲池田 英二平井 隆二
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2008 年 69 巻 7 号 p. 1796-1799

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抄録
致死率の高い上腸間膜動脈(以後SMA)塞栓症の患者に対して本邦15例目1)~12)となる経カテーテル的血栓吸引療法で救命し,さらに開腹術を回避できた1例を経験したので報告する.患者:69歳,男性.現病歴:平成19年2月急激な心窩部痛が出現したため当院に緊急搬送された.腹部造影CT検査および血管造影検査で中結腸動脈分岐部より遠位のSMAの血流途絶を認めた.血栓溶解療法および血栓吸引除去を行い,開腹術を必要とすることなく経過し,術後13病日に退院した.
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© 2008 日本臨床外科学会
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