日本臨床外科学会雑誌
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症例
感染性脊椎炎を合併した悪性腹膜中皮腫の1例
谷村 葉子高野 学小林 真一郎秋山 裕人井垣 啓
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2009 年 70 巻 7 号 p. 2166-2169

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抄録
症例は72歳,男性.近医にて関節リウマチで加療中,関節痛,発熱を主訴に当院受診した.ごみ処理場での職業歴を有し,アスベスト曝露が疑われた.背部痛と右下腹部の腫瘤を認めた.CTにて胸膜プラーク,胸椎の肥厚,腹部腫瘤が明らかになった.感染性脊椎炎と腹腔内腫瘍と診断し,抗生剤による感染性脊椎炎の加療を先行した.5カ月後感染性脊椎炎は改善したが,その間に腹腔内腫瘍は増大した.同年10月開腹術を施行した.大網に付着した腫瘍と他に2個の播種病変を認め切除した.病理組織学的検査にて悪性腹膜中皮腫と診断した.
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© 2009 日本臨床外科学会
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