日本臨床外科学会雑誌
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症例
S状結腸腹膜垂による小腸イレウスの1例
本間 祐樹, 小尾 芳郎, 上向 伸幸, 長堀 優, 阿部 哲夫, 遠藤 格
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2010 年 71 巻 1 号 p. 119-122

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抄録
S状結腸腹膜垂を原因とする稀なイレウスを経験したので報告する.症例は開腹歴のない63歳男性で腹痛,嘔吐を主訴に来院した.イレウスと診断し,イレウス管を挿入の後,保存的治療を行った.一旦は症状が軽快したものの再増悪し,イレウス管造影で小腸の著明な狭窄を認めたため開腹手術を施行した.術中所見ではS状結腸腹膜垂がループを形成し内ヘルニアとなり,その中に小腸が嵌頓していた.腹膜垂を切離し,閉塞を解除した.腸管に壊死所見は認めなかったため小腸切除は行わなかった.腹膜垂によるイレウスは本邦では19例報告があり,自験例は20例目と考えられた.
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© 2010 日本臨床外科学会
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