日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
膀胱癌術後結腸転移を認めた1例
福岡 達成野田 英児前田 清井上 透西口 幸雄平川 弘聖
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 71 巻 1 号 p. 150-153

詳細
抄録
症例は70歳代の男性.膀胱癌および肺転移に対して術前化学療法を施行後,経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行した.その後外来にて経過観察中,手術から約8カ月後の腹部CT検査にて左総腸骨動脈周囲リンパ節の腫大,および上行結腸に腫瘤陰影が認められた.さらに大腸内視鏡検査にて上行結腸に1型の腫瘍を認めた.上行結腸腫瘍に対し,結腸右半切除術を行い,同時に左総腸骨動脈周囲のリンパ節を摘出した.病理組織検査の結果,上行結腸の腫瘍,左総腸骨動脈周囲リンパ節ともに膀胱癌の転移と診断された.転移性大腸癌は非常に稀であり,若干の文献的考察を加えて報告する.
著者関連情報
© 2010 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top