日本臨床外科学会雑誌
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症例
成人Bochdalek孔ヘルニアに対し胸腔鏡-腹腔鏡併用手術を施行した1例
山口 晃司森田 高行藤田 美芳市村 龍之助阿部 元輝福島 正之
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2011 年 72 巻 1 号 p. 49-53

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抄録
症例は42歳,女性.心窩部から左季肋部への疼痛を主訴に当院を受診した.CTにて左横隔膜にヘルニアを認め,胸腔内へ腸管の脱出が認められた.左後方の横隔膜欠損からBochdalek孔ヘルニアと診断された.手術は胸腔鏡下ヘルニア根治術を行ったが,術中に腹腔内への大網の還納が困難と判断し,腹腔鏡下手術を追加した.ヘルニア門の閉鎖は胸腔鏡下に直接縫合にて行った.胸腔鏡,腹腔鏡を併用することで開胸開腹移行をすることなく,根治手術を行うことができた.術後経過は良好であり,8日目に退院となった.術後1年を経過した現在,再発を認めていない.成人Bochdalek孔ヘルニアに対する胸腔鏡-腹腔鏡併用手術はより安全で確実な方法と考えられる.
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