日本臨床外科学会雑誌
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症例
臍転移で発見された膵体部癌の1例
古川 健太, 辻江 正徳, 宮本 敦史, 中森 正二, 辻仲 利政
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2011 年 72 巻 5 号 p. 1256-1260

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抄録
症例は75歳,女性.高血圧および糖尿病にて当院内科通過中であった.2010年3月頃より臍のしこりを自覚し,5月に当院形成外科を受診した.生検を施行されるも確定診断には至らなかった.その後CT等にて精査を行い,20mm大の臍部腫瘤と,50mm大の膵体部腫瘍を認めたため,臍転移をきたした膵体部癌,いわゆるSister Mary Joseph's noduleと診断した.臍以外に明らかな転移を認めなかったため,手術目的に当科紹介となり,7月に膵体尾部切除・臍腫瘍摘出術を施行した.臍の悪性腫瘍は多くは転移性で,予後不良の兆候とされる.今回われわれは膵体部癌から臍転移をきたした1例を経験したので報告する.
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© 2011 日本臨床外科学会
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