日本臨床外科学会雑誌
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臨床経験
新規ドーム型立体内視鏡映像提示システムの臨床例における有用性の検討
鬼丸 学大内田 研宙家入 里志富川 盛雅永井 英司橋爪 誠
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2011 年 72 巻 7 号 p. 1673-1677

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抄録
鏡視下手術における2次元映像の奥行き情報の欠如は,技術精度が要求される外科医にとって大きなストレスである.今回,われわれはドーム型立体内視鏡映像(3DD)提示システムを臨床症例に導入し評価したので報告する.2010年1月までに15例に使用し,9名の熟練した術者にアンケート調査を行った.3DDは奥行き情報を提示することで縫合結紮など煩雑な操作を容易にし,また実質臓器の病変などの凹凸の認識にも有効であった.また,屈曲可能鉗子の使用や単孔式手術など,奥行き情報が重要な場面で特に有用であった.高度な技術をもつ外科医がより難度の高い手術を行う際の手術支援システムとして3DDは今後普及していくと考えられる.
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© 2011 日本臨床外科学会
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