日本臨床外科学会雑誌
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症例
FDG-PETで集積亢進を呈したS状結腸神経鞘腫の1例
八木 寛飯合 恒夫伏木 麻恵谷 達夫野上 仁畠山 勝義
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キーワード: FDG-PET, 結腸神経鞘腫
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2011 年 72 巻 7 号 p. 1795-1798

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抄録
神経鞘腫はSchwann細胞に由来する腫瘍で頭頸部や四肢に好発し,消化管,中でも大腸に発生することは少ない.今回われわれはFDG-PETで集積亢進を認めたS状結腸神経鞘腫の1例を経験したので報告する.
症例は75歳女性で,頻便を主訴に当科を紹介受診した.下部消化管内視鏡にてS状結腸に粘膜下腫瘍を指摘された.FDG-PETにおいて同部に集積亢進が認められたため,GIST,悪性リンパ腫などの悪性腫瘍を疑い,腹腔鏡下S状結腸切除術が施行された.病理診断は神経鞘腫で悪性所見は認められなかった.
FDG-PETは腫瘍の糖代謝を反映した検査であり,近年は悪性腫瘍の診断にも利用される.しかし神経鞘腫では良性であっても本症例のようにFDG-PETでの集積亢進の報告が散見されるため,診断においては注意を要すると考えられた.
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© 2011 日本臨床外科学会
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