日本臨床外科学会雑誌
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症例
胃全摘・回結腸間置再建術後の間置結腸癌の1例
服部 正嗣禰宜田 政隆市川 俊介高木 大志神谷 勲
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キーワード: 胃全摘, 結腸間置, 結腸癌
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2012 年 73 巻 11 号 p. 2903-2906

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抄録
症例は69歳の男性で,55歳時に胃癌に対して胃全摘・回結腸間置術を施行した.2カ月前からの食欲不振,嘔吐,体重減少を主訴に受診した.上部消化管内視鏡検査で間置回結腸十二指腸側に全周性の3型病変を認め,生検で腺癌と診断された.胸腹部CTで遠隔転移の所見を認めず,胃全摘回結腸間置再建術後の間置結腸癌と診断して手術を施行した.支配血管根部までの3群リンパ節郭清を伴う間置回結腸切除を行い,Roux-en-Y法で再建した.病理組織学的検査所見は乳頭腺癌・高分化管状腺癌で,大腸癌取扱い規約(第7版)に則るとpSEpN1sH0sP0cM0,fStage IIIAであった.術後補助化学療法としてoxaliplatin/5-fluorouracil/leucovorin(modified FOLFOX-6)を12コース施行してその後経過観察を行って継続しているが術後16カ月経過した現在再発を認めていない.
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© 2012 日本臨床外科学会
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