日本臨床外科学会雑誌
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症例
内視鏡的整復後に腹腔鏡下修復術を施行した巨大食道裂孔ヘルニアの2例
上田 有紀田畑 信輔大槻 忠良戸川 保恩地 英年石田 誠
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2012 年 73 巻 12 号 p. 3097-3101

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抄録

Upside down stomachを呈し,内視鏡的整復後にメッシュを使用して腹腔鏡下修復術を施行した症例を2例経験したため報告する.症例1は86歳女性で,頻回の嘔吐を主訴に受診した.CTで肺炎,upside down stomachと診断し,内視鏡的整復を施行後,全身状態の改善を待って腹腔鏡手術を施行した.症例2は88歳女性で,自宅で意識消失し救急搬送となった.CTでupside down stomachを認め,上部消化管内視鏡検査で多発胃潰瘍を認めた.内視鏡的整復後,内服加療を開始した.一時止血となるも,潰瘍出血の再発を認めたため,腹腔鏡手術を施行した.2例とも術後の再発やメッシュによる合併症の出現なく経過している.

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© 2012 日本臨床外科学会
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