日本臨床外科学会雑誌
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症例
直腸S状部癌に合併したアナフィラクトイド紫斑の1例
若松 高太郎志田 大田川 京子谷澤 徹井下 聖司宮本 幸雄
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2013 年 74 巻 1 号 p. 152-157

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抄録
成人発症のアナフィラクトイド紫斑は腫瘍随伴性デルマドロームの可能性が指摘されている.症例は65歳,女性.両下肢浮腫,腹痛,血尿を主訴に入院した.両下肢は浮腫状で非浸潤性紫斑が散在しており,皮膚生検でアナフィラクトイド紫斑と診断した.1日尿蛋白量1.9gと腎障害も呈していた.大腸内視鏡検査で,アナフィラクトイド紫斑に合併した直腸S状部癌と診断して,低位前方切除術を行った.病理結果は,SS,N(0/12),H0P0M0で,fStage IIであった.術後の腎生検で紫斑病性腎症と診断した.直腸癌切除後,発疹と腎症が著明に改善した経過から本症例のアナフィラクトイド紫斑はデルマドロームと考えられた.
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© 2013 日本臨床外科学会
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