日本臨床外科学会雑誌
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原著
再発鼠径ヘルニア症例の検討
川口 米栄山田 純相馬 大介久保田 芳郎
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2013 年 74 巻 10 号 p. 2657-2662

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抄録
再発鼠径ヘルニアの治療法に関しては未だ一定の見解はない.当科で経験した再発鼠径ヘルニア64例を分析し治療法を検討した.
従来法術後は34例で,再発形式は外鼠径型22例,内鼠径型12例であり,再発に対する術式はプラグ19例,ダイレクトクーゲル等のinlay法15例であった.メッシュ法術後は30例で,再発形式は外鼠径型3例,内鼠径型20例,大腿ヘルニア7例で,従来法術後再発とは違う傾向であった.再発に対する術式はプラグ25例,ダイレクトクーゲル4例で,1例は腸切除を併施し従来法で行った.術後平均7.8年を経過しているが再々発は経験していない.
従来法術後は外鼠径型が多く,メッシュ法術後は内鼠径型と大腿ヘルニア発症が多くみられた.術式は,腹膜前腔を広く剥離できればinlay法が行われており,腹膜前腔が瘢痕化している場合は再発ヘルニア門にプラグ等を留置する術式が多く行われていた.
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