日本臨床外科学会雑誌
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症例
直腸癌術後横隔膜転移の1例
藤井 一博亀田 久仁郎清水 康博島 秀栄関澤 健太郎久保 章竹川 義則
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キーワード: 直腸癌, CEA, 横隔膜転移
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2013 年 74 巻 10 号 p. 2829-2833

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抄録
症例は70歳の男性.平成23年11月に直腸癌に対して低位前方切除術を施行した(高分化管状腺癌,SE,N2,H0,P0,M0,fStage IIIb).術後1年の定期検査にてCEA値の上昇を認めたため,全身精査を施行した.肝S7に約3cmの結節影を認め,転移性肝腫瘍と診断した.平成24年11月に手術を施行した.術中所見にて腫瘍は右横隔膜より発生しており,肝に異常を認めなかったため,横隔膜腫瘍と診断し,右横隔膜部分切除術を施行した.病理組織学的には前回の直腸癌切除標本と非常に類似した組織像であり,各種検査・術中所見にて腹腔内に播種巣を認めず,また,肺や肝臓に転移を認めないことから,直腸癌の孤立性横隔膜転移と診断した.横隔膜腫瘍は稀な疾患であり,その中でも結腸・直腸癌からの転移性腫瘍の報告は少なく,検索しえた限りでは自験例を含め8例の報告があるのみであった.
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© 2013 日本臨床外科学会
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