日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下に切除した成人大網リンパ管嚢腫の1例
川守田 啓介佐藤 真輔大端 考渡辺 昌也大場 範行高木 正和
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2013 年 74 巻 11 号 p. 3210-3214

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抄録
症例は21歳,男性.下腹部痛を主訴に近医受診.腹部超音波検査にて腹腔内に多房性嚢胞病変を認め,精査加療目的に当院紹介受診となった.腹部造影CT検査上.大網リンパ管嚢腫が疑われ,流入血管茎の捻転所見を認めていた.これにより腹部症状が出現しているものと考えられ,腹腔鏡下に切除を施行した.切除標本は11×10cmの多房性嚢胞性腫瘤であった.病理組織学検査にて,病変は内腔を異型のない1層のリンパ管内皮細胞で覆われた腫瘤であり,リンパ管嚢腫と診断された.
今回われわれは成人発見例が比較的稀とされる大網リンパ管嚢腫を術前診断し,腹腔鏡下に切除しえた1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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© 2013 日本臨床外科学会
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