日本臨床外科学会雑誌
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症例
胆管浸潤を認め肝内胆管癌との鑑別を要した直腸癌肝転移の1例
松清 大渡邉 学浅井 浩司齋藤 智明児玉 肇大原関 利章草地 信也
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2013 年 74 巻 2 号 p. 493-497

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抄録
進行大腸癌の肝転移は20~30%にみられ,大腸癌の重要な予後因子である.大腸癌の肝転移は腫瘤形成性に発育することが多く,胆管内に浸潤性に発育することは少ない.
症例は72歳男性,2年前に直腸癌Stage IIに対して低位前方切除を施行された.近医にてCEAの上昇を指摘され,当科にて精査施行したところ,肝S4に肝腫瘍を認めた.術前に胆管内進展をきたした肝内胆管癌と診断し,肝切除を施行したが,病理組織学的検査で直腸癌肝転移と診断された症例を経験したので報告する.
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© 2013 日本臨床外科学会
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